インフォームド・コンセント、ちゃんとありましたか?

手術を受ける際や、危険を伴う検査を行う際、入院治療を受ける際には必ず医師は患者さんに、インフォード・コンセントを行う必要があります。

インフォード・コンセントは説明と同意と言う意味です。
医師は患者さんやそのご家族に、診断された病気がどのような病気なのか、なぜ手術や検査や入院が必要なのか、現在患者さんがどのような状況に置かれているのか、どのような問題点があるのか等、説明の義務があります。

そして手術や検査の際は、起こりうる合併症やリスクに関しても、情報を提供して説明する必要があります。
治療法がいくつかある場合は、可能な治療法を説明して患者さんが選択できるように説明する義務があります。

患者さんやそのご家族が、「医療ミスの可能性もあるかも」という疑惑を抱く場合、このインフォード・コンセントが不十分だったというケースが多いです。

インフォード・コンセントをしっかりと行うことで、患者さんやそのご家族は担当医への信頼感が強まります。

一昔前は「医師にお任せ」の時代でしたが、今はできる限りの情報を医師が患者さんに提供して、患者さんが治療法を選ぶ時代です。

しかし、インフォード・コンセントは非常に時間がかかります。これによって医師の仕事量は大幅に増えました。

患者さんの中には、腎臓が2つあることも知らなかった人や、盲腸が左にあると思っていたという人もいます。そんな人たちにも1から説明しなくてはなりません。

せめて中学校の理科の本に書いてあることくらいは知っておいてほしい、自分の体なんだから、自分の病気に関する本の1冊くらいは読んでおいて欲しいというのが、医療者側の本音です。