医療訴訟とは簡単に言ってしまえば医療ミスに対して患者やその家族、亡くなってしまっている場合にはその遺族などが病院などの医療機関を相手にとって起こす訴訟の総称です。一般的に医療訴訟の勝率と言うのはそれほど高くないとされており、費用ばかりがかかって勝訴してもメリットがないとされているのですが実際にはどのようになっているのでしょうか。
最新のデータによると平成22年度のデータで20.6パーセントとなっており、これは過去のデータなどと比較すると減少傾向にあるとされています。またそれ以前のデータなども確認してみると徐々に勝率が下がっていることが分かりますし、訴訟を起こすケース自体が減少傾向になっているという結果が出ています。
これはどういうことなのかというと、まず裁判を起こすためには弁護士を雇わなくてはいけないのですが医療訴訟に関しては弁護士側も専門知識が必要となってくるためなかなか専門知識を持っている弁護士がいないという実情がひとつの原因となっているのではないかとされています。また裁判所側に関しても被害者の勝率が上がってしまうとそれだけ医療ミスに対しての訴訟の敷居が低くなりやすくなってしまうので、医療現場が萎縮してしまい医療崩壊に繋がってしまうのではないかと言う懸念があるとされています。そのためよほどの医療ミスの証拠がない限りは医療機関側に有利になるようにされていると考えられているので、勝率が低くなっていると言う部分もあるようです。