輸血にまつわる医療ミス

血液が大量に失われた場合には、輸血を受けることになります。医療の施術の中で、輸血の作業自体はそれほど難しいものではありません。しかし、輸血にまつわる医療ミスが起こることは珍しくありません。そこで今回は、どのような医療ミスがあるのかを紹介します。
よくある医療ミスで輸血に間違った血液が用いられるケースがあります。自分のものとは異なる血液型を輸血されると、さまざまな症状が生じてしまいます。少量であれば軽い発熱で済む可能性もありますが、重度の場合は嘔吐を繰り返したり意識がなくなったりすることもあるのです、最悪の場合は呼吸困難に陥り、死に至ってしまうこともあります。
また医療ミスとして、輸血した血液にウィルスが含まれているケースもあります。こちらは輸血時のミスだけが原因とは限りません。たとえば、海外でウィルスに感染している人から血液を提供してもらったケースが挙げられます。献血前のチェックが甘かったといえます。また輸血する血液に対して行う検査が十分でなかったともいえるでしょう。
間違った血液型の血液を輸血する場合は、輸血を行う現場スタッフの注意不足が主な原因です。しかしウィルスが混じった血液の輸血は、献血や検査といった複数の工程のミスが重なった結果であるといえるのです。このようなミスがあった場合は、輸血された人は感染症にかかる可能性があります。感染症の中には、まだ特効薬のないものも多く存在するため、死に至ったり後遺症が強く残ったりすることも少なくありません。